印鑑の選び方

1. 法人印鑑は主に6種類ございます

会社 実印
法人設立時に、法務局へ届け出る必要のある企業にとって最も重要な印鑑です。
会社 銀行印
法人が銀行口座を開設する際や手形や小切手を振り出す際に必要となる印鑑です。
角印
社内文書や領収書に請求書など日常業務に使用される会社の認印となります。
会社 認印
荷物の受取や重要度の高くない社内文書への押印など、角印より簡易的な業務に使用されます。
住所印(ゴム印)
会社名、住所、電話番号などを記したゴム製の印鑑です。業務効率化のために使用されます。
先生印/職印
弁護士や税理士といった資格をお持ちの方が利用される印鑑です。

2. 形状を選びましょう

法人印鑑の形状には「天丸タイプ」と「寸胴タイプ」がございます。

天丸タイプおすすめ!
天丸タイプ
  • 蓋が付いているので印面に埃や傷がつきにくい
  • 寸胴タイプより価格が少し高い
  • 法人印に用いられる事が多い
寸胴タイプ
天丸タイプ
  • 対応する印鑑ケースが多い
  • 天丸タイプより価格が少し安い
  • 個人印に用いられる事が多い

3. 印材を選びましょう

印材(はんこの材質)には多くの種類がございますが、印材によって耐久性や捺印性(捺し易さや綺麗に捺せるか)、求めやすさ等に違いがございます。印材に特に決まりはございませんが、各種印材について解説しておりますので、ご参考に選んでみてください。

  • 黒水牛
  • 柘植(アカネ)
  • オランダ水牛
  • オランダ水牛(純白)
  • チタン

黒水牛おすすめ!

水牛の角を加工したもので、印鑑の材料として昔から最も好まれている印材です。
黒光りした美しさがあり、耐久性にも優れ、捺印性も高く、印鑑といえばこれといっても差し支えのない印材です。
当店では芯が通った角の中心、「芯持」という部分を使用しています。

黒水牛

柘植(アカネ)

植物系の印材のなかでも古くから親しまれている印材です。
硬度も粘りもあって捺印性に優れており、お求めやすい価格が好まれています。
黒水牛などに比べますと堅牢性には劣りますが、使用後に軽く朱肉を拭き取ってあげると、末永くお使いいただけます。

柘植(アカネ)

オランダ水牛

黒水牛と並んで人気の高い、牛の角を加工した印材です。【牛角】とも呼ばれています。
「ふ」と呼ばれる茶縞が入っており、個性的な模様を楽しむ事ができます。
「ふ」の混じり方は一本一本異なるので唯一性があり、自分だけの一本をお求めいただけるため人気です。

オランダ水牛

オランダ水牛(純白)

耐久性に優れ朱肉とも相性がよく、少し半透明で非常に美しいため、「印鑑の女王」と呼ばれることもあります。
【純白】とは「ふ」と呼ばれる茶縞がほとんど混じっていないものになります。
透明感のある美しさで希少価値の高い印材のため、会社印鑑として申し分のない素材です。

オランダ水牛(純白)

チタン

錆びない、朽ちない、壊れない、印鑑として最高の印材です。
捺印性と耐久性に優れ、半永久的に摩耗しないので、メンテナンスの必要もありません。
印面の汚れが気になる場合は歯ブラシでの水洗いが可能です。
また、ノンアレルギー素材として医療分野でも活用されております。

チタン

4. サイズを選びましょう

比較図

法人印鑑には種類毎、一般的によく購入される人気のサイズがあります。ここでは法人印の大きさにおける一般的な目安をご紹介します。

  • 会社実印(代表者印・法人実印)
    一般的なサイズ : 18mm 会社銀行印と区別するために会社銀行印よりも一回り大きなサイズが実印のサイズとして人気です。
  • 会社銀行印(法人銀行印・銀行印)
    一般的なサイズ : 16.5mm 会社実印と区別するために会社実印よりも一回り小さなサイズが銀行印のサイズとして人気です。
  • 角印(会社印・社印)
    一般的なサイズ : 21mmもしくは24mm 文字数の多い社名だと24mmが多く選ばれる傾向にあります。企業や団体のイメージに合わせてお選びください。
  • 会社認印
    一般的なサイズ : 16.5mm 会社実印と区別するために会社実印よりも一回り小さなサイズが認印のサイズとして人気です。

5. 書体を選びましょう

書体も印鑑において重要な要素です。用途によっておすすめの書体が違います。一般的に法人印にはセキュリティー面を考慮し、偽造されにくい篆書体や吉相体(印相体)が選ばれる事が多いです。ただし、認印に関しては可読性の高い書体が選ばれることもあります。

篆書体
篆書体(てんしょたい)
日本最古の印鑑書体で、身近なものだと日本銀行発行のお札に捺されている印鑑の書体です。その形状から可読性が低く、偽造しにくい書体ですのでセキュリティが重視される「実印」にオススメの書体となっております。
吉相体
吉相体(きっそうたい)
別名「印相体」や「八方篆書体」とも呼ばれています。文字と枠が接する部分が多く、欠けにくいというメリットもある人気の書体です。篆書体から印章の為の書体として派生した経緯を持つため、更に可読性が低くなっており、セキュリティが問われる「実印や銀行印」におすすめの書体となっております。
古印体
古印体(こいんたい)
日本漢字を基に進化した印章用の書体で、非常に可読性が高く馴染みのある書体です。欠けや墨溜まりを再現した古雅な趣がございます。可読性が高いため、認印などに用いられます。

AIVO(アイボ)ではこれ以外にも、専属のデザイナーがクールでスタイリッシュな唯一無二のデザインを制作するAIVO original、日本で数名しかいない、伝統工芸士·一等印刻師の資格を合わせ持つ職人、遅澤流水による手彫り印鑑もご用意しております。

6. その他

開始点の有無
会社名が記される外枠の部分(回分)の読み始めをわかりやすくするために読み始めに配置される「·」のことです。あってもなくても特に問題はなく、あくまで使用者の好みの問題になります。
印影の確認
有料のオプションとして、印鑑の製作前に印面の
デザインを確認/修正(1回まで)ができるサービスを選択できます。(税別300円) ※デザイン校正サービスはデザインのやり取りにお時間がかかります。お急ぎのお客さまのご利用は何卒ご遠慮ください。 ※校正途中のキャンセルの場合、版下制作料としまして1,000円(税別)をご請求させていただきます。
印鑑ケース
お買い上げ頂いた印鑑が収納できる印鑑ケースを同梱する有料のオプションサービスが選べます。
電子印鑑
各種電子書類でご利用いただける透過処理済みの印影画像データを有料のオプションサービスとしてお付けすることもできます。電子印鑑を単品でご購入いただくよりもお安くなっておりますので、ぜひ、ご一考ください。